2015年01月06日

関西学院大学総合政策学部山中速人研究室 3年「あなたと話したい、復興ってなに?」阪神・淡路大震災から20年、あらためて復興の意味を考える(1)

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2015年1月6日火曜日第一回目担当者
稲岡薫(写真右)&山本由里香(写真左) 
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◆稲岡薫 取材相手:西本純子さん

■トーク1
パート①
阪神淡路大震災という言葉をきくと、どこの町を思い浮かべるだろうか。たいていの人は神戸の街について想像すると思います。しかし、淡路島も、神戸同様に大きな被害を受けた土地であるのはご存じでしょうか。この番組では、淡路島の震災時の様子や、その後の復興、そして現在について伝えるものです。
今回インタビューに応じてくださった西本純子さんは、淡路島の洲本市にお住いの主婦で、ふたりのお子さんがいる状態で震災を体験されました。彼女は震災が起こったときは二階の寝室で下のお子さんといたそうです。家がつぶれてしまうかと思うくらいの揺れであったと西本さんは語られました。しかし、西本さんの住んでいる地域はまだ被害が少なく、西本さんのお家もつぶれてしまう事はありませんでした。しかし、淡路全体では家屋倒壊の被害が特に大きく、西本さんの知り合いにも、お家が住める状態でなくなってしまった方もいたとお話を伺いました。
淡路では地域の連携がしっかりと取れていたため、地域全体での死者の数はとても少なく抑えることができたそうです。しかし、神戸と状況は違えども、復興にかかった苦労はなみなみならぬ物だったと思われます。淡路の町の震災後の変化について西本さんに伺いました。

■トーク2
西本さんは淡路の町の変化について、町はきれいに復興できていると感じるが、震災をきっかけに島外へ引っ越していってしまった方もいて、空き地が増えたように感じると述べました。町を実際に歩いてみると確かに空き地はあるものの、震災があったことが分からないくらいに町はきれいでした。
震災の爪痕が島から消えていく中、西本さんもすこし震災についての意識が薄れていた部分もあったと言われました。しかし、2014年に淡路島で地震が起こった際、これは忘れてはいけないものなのだと改めて思ったそうです。震災を体験した人は恐怖を強く覚えている。しかし、少しずつ忘れてしまうところもあり、忘れることもいいことかもしれないが、忘れてはいけないこともあるとも、西本さんは話されました。
震災から20年がたち、人の記憶から震災のことが消えることは、当時の衝撃やつらい経験を思い起こさせるものが無くなったと考えるなら、悪いことではないかもしれません。しかし、その記憶は忘れてはいけないものなのだと私も感じます。私たち震災を知らない世代に震災の記憶を伝えることで、私たちも震災を意識することができるようになります。一度壊れた町は完全に元通りに復興することはできません。しかし、それを理解し、震災について意識を持つこと。これが、復興にも、そしてこれからの防災について考える際にも必要なのではないでしょうか

◆山本由里香 取材相手:高井優さん

■トーク1
阪神淡路大震災からまもなく20年がたちますが、果たして復興は完了したのでしょうか?1.17から月日が経ち、震災を知らない世代が増えてきています。今回私は、大学三回生の高井優さんに取材を行いました。高井さんは1歳の時に被災され、双子のお兄さんである将さんを亡くされました。高井さんのお話を通して、震災を覚えていない・知らない世代の方々にも1.17をあらためて身近に感じていただければと思っています。
このチャプターでは高井さんの1995年1月17日のお話と『復興』という言葉について伺いました。私たちが日頃様々なメディアで目にする機会も多く、よく使われる『復興』という言葉。この言葉が時としてプレッシャーとなってしまうことを忘れてはいけません。

■トーク2
続いて、果たして復興は完了したのかについてお話を伺いました。復興にはいろいろな意味があり、街の復興と心の復興は違うもの。町や道路の整備が済んだとしても、それに比例して人の心が言えていくものではないと高井さんはおっしゃいます。また、20年だから特別というわけではなくこの先も変わりなく将さんのことを思っていると語られました。
心の復興に明確な終わりはありません。今回高井さんに取材をさせていただき、そのことをより多くの方に忘れないでいてほしいと思いました。震災を知らない世代が増えてきていますが、この先もあの日何があったのか、震災の記憶を風化させてはならないと感じています。
posted by fmyy at 21:19| Comment(0) | Podcast | 更新情報をチェックする

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